About Us
独身偽装被害者の会について
私たちの取り組み
「独身である」という嘘は、相手の人生の選択権を奪う、極めて悪質な「性的搾取」です。
現在、独身を偽り異性と交際する行為は、「貞操権の侵害」として、主に民事上の不法行為とされています。
しかし、現行の法運用においては、性的自己決定権に十分な焦点が当てられているとは言えず、また、「不倫」や「男女トラブル」といった捉え方が、被害の矮小化や泣き寝入りを招いている現状があります。
さらに、認められる損害賠償額も、被害の実態に見合ったものとは言い難いのが現状です。
身分を偽って性を搾取する卑劣な手口に対し、法の保護はあまりに脆弱なのです。
私たちが目指すこと
「独身偽装被害者の会」は、以下の3つの使命を掲げ、社会構造の変革を目指します。
被害を可視化し、防ぐ
― 実態発信・注意喚起・抑止 ― SNSやメディアでの発信を継続し、独身偽装の深刻さと実態を社会に広く伝えます。 独身偽装による被害を可視化し、「不倫」や「男女トラブル」として矮小化されがちな認識を改めます。 また、具体的な手口や傾向を共有することで、被害の未然防止と自衛につなげるとともに、 加害行為の認知やその帰結を社会に示し、二次加害の抑止を図ります。
被害者を支える
― 相談・情報提供・コミュニティ ― 人生を搾取されて、泣き寝入りしなくていい。 被害に遭った方が孤立することなく、適切な対応を取れるよう、 相談・情報提供・当事者同士のつながりを支援します。 被害の回復、解決に向けた選択肢を提示し、それぞれの状況に応じた支援を行います。
制度を変える
― 法整備・賠償・企業責任 ― ロビー活動や署名活動等を通じて、性的自己決定権の侵害という本質に基づく法整備を求め、 民事慰謝料の適正化や、プラットフォーム事業者および企業の責任の明確化に取り組みます。 社会的・法的な枠組みを見直すことで、再発防止と被害の抑止を目指します。
奪われたのは「同意」であり、私たちの「人生」です。
私たちは、実際に独身偽装の被害に遭い、悩み、苦しみ、任意交渉や裁判を通じて戦ってきた当事者の集まりです。
出会いの場所は、職場や知人の紹介といった実社会から、マッチングアプリまで多岐にわたります。
「騙された方が悪い」「アプリを使っていたのが悪い」という声もありますが、問題の本質はそこではありません。
どこで出会おうと、相手の誠実さを信じ、人生を共に歩もうとした人の善意を、卑劣な嘘で踏みにじる行為そのものが許されないのです。
私たちが「性暴力」と考える理由
独身偽装の被害は、単なる失恋や不倫という言葉で片付けられるものではありません。
- 望まない妊娠や中絶を余儀なくされた人
- 深刻な性感染症をうつされた人
- 人間不信に陥り、精神を病んでしまった人
これらはすべて、独身を偽装した加害者による、同意のない性的搾取の結果です。
相手の真実を知っていれば、決して選ばなかった性交渉や交際を、嘘によって強いられる。
私たちは、これを卑劣な性暴力だと考えています。
加害者の「軽い嘘」が、他人の人生を破壊する
加害者の多くは、「騙すつもりはなかった」「家庭がうまくいっていなかった」と、自分の嘘を軽く捉えています。
しかし、その身勝手な嘘は、被害者の尊厳を奪い、人生を根底から破壊します。
私たちは、自ら裁判を起こし、判決を得ることで、独身偽装が法的に不法行為であることを証明してきました。
しかし、今の法律(貞操権侵害)だけでは、被害者を十分に守ることも、加害者を厳罰に処すこともできません。
私たちの決意
私たちは、自らの経験を糧に、社会に訴え続けます。
独身偽装を単なる個人のトラブルとして終わらせず、その重大性に相応しい民事慰謝料の基準確立と、
マッチングアプリ等の各プラットフォームにおける安全対策を徹底させること。
それが、今も暗闇の中で泣き寝入りしている被害者を救い、未来の被害者を減らす確実な一歩になると信じています。
私たちは、一歩ずつ司法と社会の仕組みを整え、誰もが誠実に向き合える社会を取り戻すために活動します。