For Victims
被害に遭われた方
あなたは、決して悪くありません
今、このページを開いているあなたは、想像を絶するショックや悲しみ、
そして「なぜ気づけなかったのか」という自責の念に、押しつぶされそうになっているかもしれません。
まず、これだけは断言させてください。悪いのは、平然と嘘をつき、あなたの誠実さを利用した加害者です。
「騙された方が悪い」なんてことは、絶対にありません。
あなたは、相手を信じ、大切に想っただけです。
その気持ちを踏みにじる権利は、誰にもありません。
これは「不倫」ではなく「性被害」です。
加害者が既婚者だったと分かった瞬間、あなたは世間や加害者の配偶者から「不倫相手」と見られてしまうかもしれません。
しかし、独身であると偽られたまま関係を持たされたあなたの同意は、 真の性的同意ではありません。
それは、性的自己決定権が侵害された状態です。
あなたは不貞行為の加害者ではなく、 独身偽装による性被害の当事者です。
あなたには、自分の尊厳を守るために、加害者の法的責任を問う正当な権利があります。
戦うための、最初のお願い
もし、あなたが「戦いたい」と思うのであれば、まずは自分自身を守ることを最優先にしてください。
直ちに身体的接触を絶つ
既婚者だと分かった瞬間から、決して体の関係を持たないでください。 さらなる性的搾取を防ぎ、あなたの法的な正当性を保つために不可欠な一線です。
一人で交渉しない
相手は平気で嘘を重ねる人間です。一人で対峙すると、再び甘い言葉で騙されたり、 さらなる被害に巻き込まれたりする恐れがあります。 交渉は必ず、証拠を揃えた上で専門家や当会のアドバイスを介して行いましょう。
相談する相手を選ぶ(二次加害を防ぐ)
「もう忘れて次にいけば?」「アプリなんて使うからだ」といった心無い言葉は、 あなたをさらに深く傷つけます。 今は、あなたの苦しみを正しく理解できる相手だけを側に置いてください。
~準備ができるまで、ここにいてください~
戦う権利があると言われても、今は心がしんどくて、動く気力が湧かないかもしれません。
それでいいのです。無理に戦う必要はありません。
まずはこの場所で、同じ痛みを分かち合う仲間と繋がり、情報を共有することから始めてみませんか。
あなたが再び前を向き、戦う準備ができるその日まで、私たちはここであなたの味方であり続けます。
あなたは一人ではありません。安心して、一歩ずつ進んでいきましょう。
解決への方法
「あらゆる証拠(写真・録音・LINEなど)は、絶対に削除しないでください。
以下の3点に関する証拠を、相手に気づかれる前に確保してください。
- ・独身だと信じて性的関係を持ったこと
- ・真剣交際であったこと
- ・相手が既婚である事実を故意に隠していたこと
既に発覚している場合は、発覚後のやり取りや対応もすべて記録として残してください。
独身偽装の裁判では、「独身だと言った覚えはない」「遊びの関係だった」などと否認されることが少なくありません。
LINE・メール・録音・写真等
「独身だよ」「結婚したい」などの発言を含むやり取りは、すべてスクリーンショットやデータで保存してください。 トーク履歴は削除せず、日時が分かる形で保存することが重要です。 また、音声や写真、動画なども、関係性や発言の裏付けとなる重要な証拠になります。
相手の氏名・住所・携帯電話・勤務先等の特定
相手の氏名や住所等の特定は、後の手続において重要となります。 住所が不明な場合でも、氏名・携帯電話番号などの情報から、職務上請求や弁護士会照会等により、相手の情報を取得できる可能性があります。
相手のプロフィール・利用規約
使用していたマッチングアプリが「独身限定」であるかを確認してください。 また、相手の登録情報・プロフィール・自己紹介文・トーク履歴は必ず保存してください。 併せて、交際当時のアプリの利用規約も保存しておくことで、「独身であることが前提のサービスであった」ことの裏付けとなります。
「不倫や男女問題に強い」事務所が最適とは限りません。
不倫事案として扱う弁護士ではなく、貞操権侵害という問題を正しく理解し、
交渉や訴訟の実務経験のある弁護士を選んでください。
現在でも、「婚約していないと請求できない」「妻から訴えられる可能性があるからやめた方がいい」といった、
法的理解や実務運用が十分にアップデートされていない説明がなされるケースが見受けられます。
そのため、弁護士選びは慎重に行うことが重要です。
初回相談を活用
複数の弁護士に相談し、「これは不倫ではなく性被害である」というあなたの主張を、正しく理解してくれるかを見極めてください。
当会メンバーシップでは、参考となる判決文を提供しています。お住まいの地域が近い場合は、貞操権侵害で裁判経験のある弁護士へ直接相談することも検討してください。
(当会からの斡旋はしておりません。)
弁護士相談へ行く前のアドバイス
無料相談などの限られた時間を有効に使うためには、事前の準備が鍵となります。今はまだ、感情が波のように押し寄せ、言葉にするのがしんどい時期かもしれません。だからこそ、頭の中だけで話そうとせず、書面にして持参することをお勧めします。書面があれば、緊張や涙で言葉が詰まってしまっても、弁護士に正確な状況を伝えることができます。また、相談が終わった後に「あれも伝えておけばよかった」と後悔するのを防ぐことができます。
- 交際期間:
- いつからいつまで交際していたか。
- 交際態様(時系列でまとめる):
- 性行為の開始/終了時期、面会頻度、宿泊・旅行・デート等の有無、真剣交際発言の有無、結婚・同棲などの発言の有無(証拠)
- 既婚者だと知ったタイミング:
- いつ、どのような経緯で発覚したか。
- 相手の情報:
- 氏名、住所、勤務先、役職など(把握している範囲で構いません)。
- 身体的・精神的被害:
- 妊娠・中絶の有無、性感染症の有無、通院歴など。
- 相手の嘘の証拠:
- 独身と言っていた際のLINEや、アプリのプロフィール画面の有無。
自分一人で会うのは絶対にやめてください。
相手は嘘を重ねてきた人間です。
一人で対峙すると、再び言葉で揺さぶられ、さらなる被害につながるおそれがあります。
受任通知の送付
弁護士に依頼すると、弁護士から相手へ通知が送られます。これにより、あなたが相手と直接やり取りする必要はなくなります。
感情的な接触を控える
怒りや悲しみ、未練から相手を強い言葉で追及したり、迎合するようなメッセージ、
自宅や勤務先への接触は、後に不利に働く可能性があります。
たとえば、
- ・「まだ好きだから戻りたい」
- ・「〇〇に応じないなら奥様や勤務先に伝える」
といったメッセージは、あなたの正当な主張を弱めたり、脅迫・不当行為と受け取られるリスクがあります。
やり取りは、できる限り第三者を介し、事務的に行うことを心がけてください。
詳しい手順はこちら
交渉の進め方を、実践ベースで詳しく解説しています。




